学校で使ったリコーダーが残っているので、もう一度吹いてみたい。教室へ申し込む前に確かめたいのは、ソプラノかアルトかという種類と、指の押さえ方の方式です。見た目の印象や「昔吹けた」という記憶だけで、教材と合うかを決めないようにしましょう。
同じリコーダーでも、指の押さえ方が違う
ヤマハの解説では、リコーダーのバロック式とジャーマン式で、構造と運指に違いがあると説明されています。運指とは、音を出すときの指の押さえ方です。
分かりやすい例がソプラノの「ファ」です。ジャーマン式では順に穴を押さえる形で出せる一方、バロック式では押さえ方が異なります。以前覚えた指で吹いたときに戸惑っても、まず楽器の方式と使っている運指表が合っているかを確認する余地があります。
この違いを、ジャーマン式は不良、バロック式なら誰でも簡単、といった評価に置き換える必要はありません。ヤマハも用途や音域を含めて違いを説明しています。自分の教材や目標に合う方式は、教室で確認しましょう。
ソプラノ・アルトと、運指の方式は別に伝える
問い合わせでは「ジャーマン式です」だけでなく、メーカー名、型番、分かればソプラノやアルトの種類も添えます。判別できなければ、刻印やケース、全体が分かる写真を用意し、確認してもらえるか聞いてください。
ヤマハの説明では、ソプラノ以外はほとんどがバロック式とされていますが、「すべて」とは書かれていません。外見や大きさだけで自分の楽器の方式を確定せず、型番に対応するメーカー資料を確認します。
家にある教本やネットで見つけた運指表も、楽器と同じ方式かを見ます。楽器そのものと教材の組み合わせを揃えることが、最初の確認です。
大人向けの受講例は、教室単位で見る
ヤマハミュージックのミュージックアベニュー自由が丘には、大人のコースとして、ショップオリジナルのリコーダー個人レッスンが掲載されています。案内は1回30分、月2回、木曜で、体験レッスンの記載もあります。
ただし、これは自由が丘の教室に掲載された条件です。全国共通の回数や曜日、現在の空き枠を示すものではありません。また「体験あり」だけから、無料だとは判断できません。受講料と、当日に必要な楽器を一緒に確認してください。
昔の経験を生かしたい場合も、どの種類のリコーダーで何を習ったかを伝えます。経験年数より、「学校で吹いたことがあるが、長く触っていない」と説明するほうが今の状態に近いこともあります。
買い替えるかは、使う教材と曲を相談してから
手持ちの楽器を使いたいなら、その希望を最初に伝えましょう。「当面使えるか」「始める曲や教材では別の方式が必要か」「買うならいつまでに用意するか」を分けて聞きます。
最初から高価な楽器が必要とは限らず、反対に、家にあるものなら何でも同じように使えると保証もできません。コースの案内だけでは、持ち込み可否や貸出の有無までは分からないため、購入前の確認が大切です。
長く保管していた楽器は、ひびなど見える状態も伝え、手入れは機種の案内に従います。音の違和感を指使いだけの問題と決めず、楽器の状態も相談できるようにしておきましょう。
体験は、昔の成績を確かめる場にしない
初回から記憶どおりに吹けなくても、それだけで続けるかどうかを決める必要はありません。説明を聞いて押さえ方を試せるか、楽譜で分からないところを質問できるか、次に練習したい曲が見つかるかを見ます。
体験前のメモは「持っている楽器」「以前の経験」「吹いてみたい曲」の三点で十分です。そこへジャーマン式・バロック式の確認を加えれば、昔の楽器を生かすのか、新しく用意するのかを具体的に相談できます。
参考資料
ヤマハ — リコーダーの選び方:バロック式とジャーマン式 https://www.yamaha.com/ja/musical_instrument_guide/recorder/selection/selection002.html
ヤマハミュージック — ミュージックアベニュー自由が丘:リコーダー https://retailing.jp.yamaha.com/course/kanto/music_avenue_jiyugaoka/recorder
確認日:2026-10-08