楽譜の上に四角で囲まれたAやBがある。「Aのコードを弾くのか」「Bへ戻る指示なのか」と迷ったら、まず囲みの役割を見てみましょう。
囲み文字は合奏で場所を指定する目印
SteinbergのDorico公式解説によると、リハーサルマークは順番に並ぶ文字や数字で、楽譜中の大きな変化に対する基準点として使われます。演奏者が練習の再開位置を共有しやすくするためのものです。(資料1)
Aという記号があっても、その場所で必ずAメジャーの和音を鳴らすという意味ではありません。
文字・数字・小節番号が使われる
Doricoではリハーサルマークを文字、数字、小節番号の形式で表示できると説明しています。(資料1)四角いAや数字7があっても、その数字が拍数や音の高さを指示するとは限りません。
| 表示 | 先に確認する意味 |
|---|---|
| 四角のA | 合奏の位置を示すリハーサルマークの可能性 |
| 四角の数字 | 数字を使うリハーサルマークの可能性 |
| 譜面上の小節番号 | 曲の小節位置 |
囲みの形状は編集上変更できます。必ず四角でなければリハーサルマークではない、という規則ではありません。
戻るための指示とは別
D.C.やD.S.は演奏順の移動を指示します。一方、リハーサルマークは主に練習時に場所を共有するための目印です。「Bから練習しましょう」と言われたらそこから始めますが、通常の通し演奏でAのあとBが出てくるたびに自動で戻る意味ではありません。
家でのメモの作り方
「Bの2小節前で左手が止まる」「Cからの入りを練習する」と、文字と困った動作を組み合わせて残します。先生と同じ譜面の版か、文字の位置が一致しているかも確認してください。
アレンジや出版物が異なるとリハーサルマークの付け方も変わり得ます。同じ曲名だけでは位置が一致しないため、必要に応じて小節番号や実際のメロディーを併記します。
参考資料
Steinberg — リハーサルマーク (Dorico Pro 6.1) https://www.steinberg.help/r/dorico-pro/6.1/ja/dorico/topics/notation_reference/notation_reference_rehearsal_marks/notation_reference_rehearsal_marks_c.html
確認日:2026-10-10