ウクレレの4弦が先生と違う高さ?High-GとLow-Gを調弦前に確かめる

先生と同じようにウクレレの弦を一本ずつ鳴らしたのに、4弦だけ音の並びが違う。チューナーにはどちらもGと出るので、さらに迷ってしまう。こんなときは弦を大きく巻く前に、High-GとLow-Gの違いを確かめましょう。

まず見たいのは、音名が合っているかだけではなく、どの高さのGを使う楽器・弦なのかです。

High-Gでは、4弦が低い音から順番に並ばない

ウクレレメーカーKalaの調弦解説は、ソプラノ・コンサート・テナーの標準的な調弦を、4弦からG・C・E・Aと説明しています。High-Gでは4弦のGが高く、4弦から順番に音が上がっていく並びではありません。(資料1)

Low-Gは、その4弦をHigh-Gより一オクターブ低いGにするものです。他の三本は変えません。(資料1) 「Gなのに先生と高さが違う」という場合、この一オクターブの差が関係している可能性があります。

ただし、音の違いがすべてHigh-G・Low-Gの違いだと決めるわけではありません。まず本体の型番、弦の情報、教材の指定を照合してください。

チューナーのGだけで、張る高さを決めない

音名のGが同じでも、目的のオクターブが同じとは限りません。チューナーの表示だけで分からない場合は、先生のお手本やメーカーが示す調弦音と照らし合わせます。

「Gを目指せばよい」と思って、手応えが変わるほど一気に巻いたり緩めたりする前に、今張られている弦を確認します。譲り受けた楽器なら、弦を替えた履歴が分かるかも聞いておくとよいでしょう。分からないことは、分からないまま講師や楽器店へ伝えられます。

手元で確認すること 伝える内容
本体 メーカー、型番、分かればサイズ
弦 商品名、High-G・Low-Gの表示、交換時期
教材 調弦の指定、使いたい楽譜や動画
違うと感じる音 どの弦が、お手本より高い・低いか

この表は外見だけで弦を判定するためのものではありません。色や太さだけで決めず、分かる情報をそろえるためのメモです。

Low-Gにしたいときは、対応する弦から相談する

Kalaの解説は、標準の高いGの弦をそのまま低くすると、緩くなりやすい点にも触れています。(資料1) High-Gの4弦をただ一オクターブ下げれば、望む弾き心地になるとは考えないようにします。

Low-G用の弦を選ぶ場合も、その楽器への適合を確認します。本体の加工や溝の調整が必要かどうかを、この一般解説から判断することはできません。自分で削ったり、張りにくい弦を無理に通したりせず、型番と希望を楽器店へ伝えます。

「低い音を増やしたい」だけでなく、「この楽譜を先生と同じ条件で弾きたい」と目的を伝えれば、今すぐ変更が必要かも相談できます。

バリトンには、そのまま当てはめない

Kalaはバリトンの一般的な調弦をD・G・B・Eと説明しています。(資料1) 四本弦のウクレレだからという理由で、すべてをG・C・E・Aへ合わせるわけではありません。

サイズや種類が分からない中古品では、最初に「どの調弦を前提にした楽器と弦か」を確認することが先です。ソプラノ向けの入門動画を見つけたことだけで、手持ち楽器の調弦を変更しないようにしましょう。

体験へは、買い替えずに相談できる情報を持っていく

High-GとLow-Gは、上級・初級を決める名前として使う必要はありません。どんな曲をどの教材で練習するかと、現在の楽器の条件を合わせるための違いです。

先生には「今の4弦がどちらか分かりません。この楽器で、この教材を使いたいです」と相談できます。違う高さに気付いたこと自体が、準備を見直す手掛かりになります。弦を大きく動かす前に、調弦の前提をそろえましょう。

参考資料

  1. Kala — How to Tune Your Ukulele, Decoded https://kalabrand.com/blogs/home/ukulele-tuning-decoded

確認日:2026-10-08