直したはずの音符が見つからない。昨日のほうがよかったので、その状態へ戻したい。Flatでこうしたときに確認するのが、自動保存の状態と楽譜の履歴です。
ただし、画面に音符が見えていること、サーバーへ保存されたこと、以前の状態へ戻せることは、同じ確認ではありません。
まず、最後に同期された表示を見る
Flatの公式ヘルプでは、変更を自動でサーバーへ同期し、最後に同期された変更の日時を画面上部に表示すると案内されています。その日時から楽譜の履歴を開けます。(資料1)
「保存したつもり」だけで判断せず、自分が直した箇所と、表示されている同期の情報を確かめます。共有している譜面なら、他の人が変更した可能性も含めて履歴を見ます。
ここで、更新が遅い理由をすぐに決めつけないようにしましょう。通信の状態と楽譜の選び違いを確認することが先で、見つからない音符を急いでもう一度入力するとは限りません。
履歴を眺めることと、復元することを分ける
公式案内の「Restore this version」は、表示中の過去の版で現在の楽譜を置き換える操作です。単に過去の版を別画面で見るだけではありません。復元しても履歴は保持されると説明されています。(資料1)
例えば昨日の版に戻したい場合でも、今日加えた別の修正は必要かもしれません。復元前に、過去の版の戻したい小節だけでなく、その後に変えた箇所も確認します。
| 操作前に決めること | 確認する内容 |
|---|---|
| どこへ戻すか | 日時だけでなく、実際の音符が目的の状態か |
| 何を残すか | 戻す版より後の修正に、必要なものがないか |
| 誰と使っているか | 他の編集者へ変更を伝える必要がないか |
これは復元前の確認案です。履歴が残るという説明を、「何も考えずに全体を戻してよい」という意味には取りません。
無料の履歴と、すべての変更を追う履歴には違いがある
公式ヘルプでは、無料の履歴で戻せる範囲は直近10個の主要な版です。主要な版は50回以下の変更ごとに作られると説明されています。(資料1)
「直近500回の操作へ必ず一つずつ戻れる」と読み替えないことが重要です。主要な版のまとまりと、一つ一つの変更をたどることは違います。
同ページは、Flat PowerやFlat for Educationの完全な履歴では、個々の変更をたどるほか、過去の版を新しい楽譜としてコピーしたり、MusicXMLやMIDIへ書き出したりできると案内しています。(資料1)使える範囲は、自分の契約と現在の画面で確認してください。
オフラインで直したら、オンライン復帰後まで確かめる
FlatのWeb版をオフラインで使う公式手順には、事前に対象の楽譜をエディターで開いておくことが含まれています。オフライン時に開ける楽譜はライブラリーで示され、すべての楽譜を初めて開けるという説明ではありません。(資料2)
さらに、接続が戻ったら文書を再び開き、オフライン中の変更をアカウントへ保存するよう案内されています。(資料2)
接続が戻っただけで確認を終えず、対象の譜面を開き、変更した小節と同期表示を確認します。端末に表示されていたことだけで、別の端末や相手にも同じ状態が届いたとは決めません。
分からないときは、編集を重ねる前に状況を残す
必要な版が見つからない場合は、楽譜名、変更した箇所、操作した日時、オフラインだったかを整理します。サポートへ相談する際も、「全部消えた」とだけ伝えるより、何が見えていて何が見えないかを分けられます。
自動保存は便利ですが、個別の通信障害や端末の状態まで含めて、ここで復旧を保証することはできません。残したい内容があるときは、復元や再入力を重ねる前に現在の状態を確かめましょう。
前の状態へ戻すときの目標は、古い日付を選ぶことではありません。必要な内容を残し、戻したい箇所を確認できた状態にすることです。
参考資料
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Flat — History https://help.flat.io/en/music-notation-software/history/
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Flat — Offline mode https://help.flat.io/en/music-notation-software/offline/
確認日:2026-10-12