楽譜にtrと書かれている場合も、音符の棒に斜線がある場合も、細かい音を素早く繰り返すように聞こえる。両方ともトレモロなのでしょうか。
トリルは二音の装飾
SteinbergのDorico公式ヘルプでは、トリルは通常、書かれた音と隣り合う上の音を素早く交互に演奏する装飾として説明されています。延長線で長さを示すこともあります。(資料1)
その二音のどちらから始めるかは作品の時代や演奏慣習に左右されるため、trだけから演奏全体を一律に決めないでください。
トレモロは反復の書き方が異なる
トレモロも素早い反復を表しますが、同じ音の反復か二つの音・和音の交替かで譜面の表し方が違います。Steinbergのトレモロ解説では、単一音の反復と二つの音・和音を交互に反復する場合を区別しています。(資料2)
| 記号・形 | 確かめること |
|---|---|
| tr | 主音と補助音の二つの高さ |
| 音符の符尾などの斜線 | 同じ音の反復などのトレモロ表記か |
| 二つの音符を結ぶ斜線 | 二音・二和音の交替を指定するか |
この表は記号の分類で、実際の速さや音量を一律に決めるものではありません。Steinbergの公式解説では、トレモロは音価が指定されている場合と、指定されず速く繰り返す場合があり、記号の見た目だけでは両者を決定できないとしています。(資料2)楽譜の注記やテンポも確認してください。
斜線を見たら全部トレモロとは限らない
小さな装飾音符の符尾にある斜線は、短前打音を示す別の記譜です。また普通の音符の旗とも区別が必要です。譜面上の斜線の位置と、音符の大きさを確認してください。
二つの音を実際に書き出す
まず演奏する音名を一つ、または二つ書き出します。次に同じ音を反復するのか、隣の音と交互に鳴らすのかを確認します。最後に速さと長さを先生に聞きます。
曲の文脈、楽器、ソフトの再生設定によって実際の音の作り方が異なるため、記号の名称だけで指遣いや奏法を確定しないでください。
参考資料
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Steinberg — Trills (Dorico SE 6.1) https://www.steinberg.help/r/dorico-se/6.1/en/dorico/topics/notation_reference/notation_reference_trills/notation_reference_trills_c.html
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Steinberg — トレモロ(Dorico Pro 6.1) https://www.steinberg.help/r/dorico-pro/6.1/ja/dorico/topics/notation_reference/notation_reference_tremolos/notation_reference_tremolos_c.html
確認日:2026-10-10